ファスティングをしようと酵素ドリンクの口コミを見ていたら、「痩せませんでした」「すぐリバウンドしました」「酵素ドリンクが飲めませんでした」など、失敗に関するコメントをちょこちょこ見かけました。
ファスティングって奥が深くて、知識もあれこれ必要な分、失敗のリスクもあります。
でもせっかく食べるのを我慢するなら、失敗は避けたいですよね。
この記事ではこれまで何度もファスティングをしてこまごま失敗している私が、やりがちなファスティングの失敗を5つ解説します。
リスクをできるだけ避けて成功率を上げたい人は、ぜひご覧ください。
ファスティングは失敗しやすい

ファスティングは体にも精神的にも負担がかかるので、失敗のリスクがあります。
月曜断食の本によると断食とは「壊して治す」健康法なので、人によっては低血糖状態になったり、好転反応が出てつらくなったり、つらい状況になることも。
さらにファスティングのやり方によって食べてはいけないものや食べるタイミングなど様々なルールを細かく定めていることも多く、知識不足で失敗すること少なくありません。

せっかくファスティングしても終わり方間違うと水の泡。
私もこれまで
- 月曜断食の不食日にハーブティーをがぶ飲み
- 好転反応がつらくて挫折
- 低血糖状態から体調が悪くなって挫折
- 回復食をよくわかっていなくて失敗
などたくさんの失敗をしています。
でも失敗を積み重ねることで、だんだんファスティングが上手くなっているのも事実です。
ファスティングでやりがちな5つの失敗


ファスティングで具体的に失敗しやすいのが、以下の5つです。
- 回復食が間違っている
- 体重を減らすことだけを目標にしている
- 前向きに取り組んでいない
- 食べてはいけないものを知らずに食べてしまう
- 水を飲んでいない
一つずつ詳しく見てみましょう。
回復食が間違っている
ファスティングで一番大切なのは、断食明けの過ごし方なんです。



私はいつも回復食のあとに体重減るタイプ。
「回復食」という名前からおかゆなどの消化のいい炭水化物をイメージしがちですが、空腹状態の内臓に炭水化物を摂るとすごく良く吸収してしまうので大変なことに。
回復食では消化器官に優しいものを栄養として摂り、エネルギーは体内に貯蓄されている脂肪を燃焼させたいため、炭水化物は基本的に控えます。
具体的に回復食に向いているものと向いていないものは以下の通りです。
◎回復食向き | ✕回復食にはNG |
---|---|
・大根 ・葉野菜 ・ブロッコリー ・玉ねぎ ・味噌 ・納豆 ・豆腐 ・ヨーグルト | ・添加物 ・糖質 ・味の濃い物 ・カフェイン ・アルコール ・体を冷やす食べ物 ・ごぼう ・キノコ類 ・セロリ |
繊維が多いものや消化器官に負担がかかるカフェイン・添加物類は避け、発酵食や消化しやすい野菜を中心に摂りましょう。
体重を減らすことだけを目標にしている
「失敗した!」と感じる一番の原因は、目標を達成できないからです。
ファスティングはそもそも体質を改善するための健康法で、体重が減るのはいわばついでの効果と言えます。
例えば誰かの体験談を読んで、減った体重の数値だけをマネをすると、達成難易度が高くなってしまいます。



ファスティングはそもそも消化器官を休ませるのが目的。
【関連記事】
ファスティングはリバウンドしがち?目的は体重減より消化器官の休息


だからファスティングは目標体重にフォーカスしすぎず「スッキリした!」「PMSが軽くなった!」「腸内フローラが整った!」など体質改善効果にもしっかり目を向けてみましょう。
前向きに取り組んでいない
体重のことを考えすぎて、食事制限がキツイけど仕方がないからファスティングを、とイヤイヤでファスティングに取り組むと挫折しやすくなります。
私はあまり意思が強くないのもあって、ファスティングしたくなるまで気持ちを整えてから挑むようにしています。



「今のままじゃマズイ!」もいいけど
「こうなりたい!」って方が楽しめるやん。
ファスティング中は「食べたいのに我慢しなきゃ」と考えず、「消化器官が休んでいて空腹が気持ちいい」「新陳代謝がよくなりそう」といいイメージをして取り組んでいます。
もちろん空腹がなくなるわけではないですが、イライラすると食べ物がどんどん目について悪循環です。
ファスティング中は体のいい変化に注目して、前向きに取り組むことが大切です。
ストイックすぎる
ファスティングはそもそも胃腸を休めるためのもので、体重を短期間で無理に減らすための根性論ではありません。
ストイックに「我慢が続くまで食べない!」「好転反応はつらくても我慢!」「この機会に運動も頑張る!」といった変な張り切り方をすると失敗します。
まずは断食の期間ですが、長ければOKというわけではありません。
水だけの断食をするなら連続1日が限度で、栄養価の高い酵素ドリンクを使ってファスティングをしたとしても連続3日の断食が限度です。
好転反応は我慢できる部分は我慢でも構いませんが、我慢しすぎると体のSOSを見逃してしまうことも。
そして運動ですが、ファスティング中の激しい運動や筋トレは厳禁です。
ファスティング中は血液の量が減少しているため、軽いウォーキングやヨガなどの有酸素運動のみにとどめましょう。
水を飲んでいない
ファスティング中は、水2リットルをこまめに少しずつ飲むことが大切です。



お茶とかお砂糖のはいっていないコーヒーならいい?



月曜断食ではお茶ではなく常温の水か白湯を推奨してる。



じゃあじゃあ、暑い日は冷たい水でもいい?



冷たい水は胃に優しくないからだめ。
白湯の効果についてはこちらの記事で詳しく解説。


普段の生活だと食事からも水分を摂れるため、2リットルも必要はないのですが、断食中は普段よりもしっかり水を飲む必要があります。
水分をしっかり摂ると、
- 排泄することによるデトックスができる
- 代謝酵素の働きがよくなる
- 空腹を紛らわせることができる
といった効果があります。
一気に飲むとすぐに尿として排泄されたしまうため、例えば水筒を持ち歩くなどしてこまめに少しずつ飲むのがポイントです。
ファスティングの失敗を防ぐ3つの方法


ファスティングで失敗しないためには、知識をつける→実践するの繰り返しが有効です。



私も失敗しまくって知識付けてる。
事前に基礎知識を付ける
まずは基礎知識をつけるのはマストです。
どんな好転反応があって何のために起こるのか、体調不良の時にどうすればいいのか、どのタイミングでどんなものを食べるべきなのか、など本をしっかり読みこんで実践することで知識が付きます。



私が教科書にしてるのは、【月曜断食】。
ファスティングに興味があるならこの本の知識はすごい有益。
最初のうちは少し失敗してもかまわないので、まずは教科書通りに実践してみることで少しずつ正しい知識を付けましょう。


相性のいい酵素ドリンクを選ぶ
水だけしか口にしない断食もいいのですが、好転反応が怖い人には酵素ドリンクはマストです。
酵素ドリンクは味も価格もまちまちで使っているものもそれぞれ違います。
だから自分に合うものを探す必要があります。



私も選ぶのに1か月かかった!
味がおいしくなかったり、価格が高すぎて続かなかったり、酵素ドリンク選びの失敗でファスティングが上手くいかなかったという声もちらほら。
最近では試して合わなければ返品できるものも増えているので、ぜひ自分に合った酵素ドリンクを選んでみてください。
プロに指導してもらう
- 知識をつけるのも酵素ドリンクを選ぶのもめんどくさい!
- とにかく時短で体重を落としたい!
- 失敗は絶対したくない
という人は最初のうちだけでもプロに頼る方が確実です。
最初にプロに基礎知識を叩き込んでもらえば、正しいファスティングを自力でもできるようになります。
ファスティングのプロに頼るには
- サポートサービスのあるファスティングドリンクを購入する
- 断食道場を利用する
- パーソナルファスティングを利用する
などの方法があります。



どれも一長一短だから自分に合うものを探してみてね。
最後に~ファスティングに失敗はつきもの
ファスティングは体に負荷がかかるし精神的にしんどいと感じる人も多いでしょう。
特に初心者の頃は、知識不足からファスティングに良くない行動をしてしまう失敗なんてつきものです。
でも失敗をしながら知識を身に付けたり、自分に合った方法を見つけることができるので、失敗を恐れずにチャレンジすることが大切です。
- 知識がない人は本を読んでしっかり学ぶ
- 好転反応が怖い人は自分に合った酵素ドリンクを探す
- 失敗せずに最速でファスティングの恩恵を受けたい人はプロに頼る
ファスティングは失敗しやすい分、普段不摂生や食べ過ぎ癖がある30代以降の女性に効果が出やすいおすすめの健康法です。
失敗を恐れずに、ぜひチャレンジしてみてください。
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